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PC作業時の正しい姿勢と工夫
PC作業時の正しい姿勢と工夫|肩こり・腰痛・目の疲れを防ぐ
デスクワーク中の猫背・前かがみ・画面の高さ不適合は、首肩のこり・腰痛・眼精疲労の大きな要因です。
本記事では、理想姿勢 → 椅子・机・モニターの順で整える手順 → ノートPCのコツ → 環境光・文字サイズ・色温度 → 習慣化まで、今日から実践できる方法をまとめました。
※ しびれや強い痛み、夜間痛、外傷後の痛みがある場合は、無理をせず医療機関へご相談ください。
悪い姿勢が与える影響(なぜ不調になる?)
前傾・うつむき姿勢が続くと、頭部が前方へ偏位し、僧帽筋・肩甲挙筋・後頸筋が過緊張。血流低下→痛覚過敏→コリ・頭痛に。視線が低いほど目の乾燥・ピント疲労も進みます。
- 首肩のこり・張り/緊張型頭痛が増える
- 腰椎・骨盤に負担集中→腰のだるさ
- 眼精疲労(まばたき減少・乾燥・かすみ)
基礎の考え方:ニュートラルスパインとは

PC作業の理想的な姿勢(ニュートラル基準)
- 骨盤中立×坐骨で座る:腰を反らせ過ぎず、背もたれに骨盤〜腰を軽く当てる。
- 足裏フラット:かかとまで床に接地(届かなければフットレスト)。膝は約90°。
- 肘は約90°:肩をすくめない高さにキーボード面を合わせる。
- モニター:上端=目線〜目線より少し下/距離40〜70cm。
- 肩甲骨は“軽く下げて寄せる”意識:胸を張り過ぎず首は長く。

詳しくは:姿勢改善の基本ガイド
YouTube動画:腰痛がめちゃくちゃ楽になる「座り方」
正しく整える順番(椅子→机→モニター→入力機器)
- 椅子:座面高はかかとが床・膝約90°に。背もたれは腰椎カーブに沿う角度(100〜110°)。必要ならランバーサポート。
- 机:肘が約90°で肩が上がらない高さへ。固定デスクが高い場合は椅子を上げ、足元にフットレストを追加。
- モニター:上端=目線、距離40〜70cm。2枚ならメイン正面、サブは同高でやや外側。
- 入力機器:キーボードは“G・H”が体の正中線。マウスは近く・低く。必要ならリストレストで手首を中立に。
肩や腰がつらい時は椅子→机→モニターの順で再調整すると整いやすいです。
ノートPCを快適に使うコツ
首の負担軽減には:目の疲れを軽減するケア / 肩甲骨まわりをほぐす簡単エクササイズ

環境の工夫(照明・文字サイズ・色温度・湿度)
画面条件が整うと前傾が減り、首や目の負担が軽くなります。
- 明るさ:白が眩しくない程度(周囲照明と同程度)。反射・映り込みを避ける配置に。
- 色温度:夜は暖色寄り(ブルーライト低減)。
- 文字サイズ:前のめりにならず読める大きさ(110〜125%目安)。
- 湿度:40〜60%・デスク周りの加湿で乾燥対策。
習慣化のポイント(マイクロブレイク)
固定された“良姿勢”よりも、こまめに姿勢をリセットする方が体にやさしい。
おすすめ記事:🔎 生活習慣でできるセルフケア

ありがちなNGと置き換え例
- 胸を張りすぎる:腰を反らせやすい → 首は長く・肩甲骨を軽く下げるへ。
- 机が高いのを我慢:肩がすくむ → 椅子を上げてフットレスト+肘90°へ。
- ノートPCを机に直置き:うつむき固定 → スタンド+外付け入力へ。
よくある質問(FAQ)
- スタンディングデスクはずっと立って作業すべき?
- 立ちっぱなしも負担です。座り:立ち=3:1〜1:1で切り替え、足元はフラットに。
- 外付けキーボード・マウスは必要?
- ノートPCの画面を目線へ上げるなら必須。肩のすくみと首の負担軽減に有効です。
- どのくらいで効果を感じる?
- セットアップ直後から首肩の軽さを感じる人が多いです。1〜2週間で「疲れにくさ」の変化が目安。
関連リンク
信頼性・運営情報
本記事は一般的な情報提供を目的としています。痛みやしびれが強い・長期化する場合は医療機関にご相談ください。