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産後ケアに関する意識調査・調査結果

何かの参考になるかなぁと 産後に関する意識調査をまとめてみました。

▶︎ 調査方法: インターネットリサーチ
▶︎ 実施期間: 2012 年 11 月 20 日~11 月 21 日
▶︎ 調査対象: 日本全国の 20 歳~49 歳の出産経験者
▶︎ サ ン プ ル: 1,000 人 ※20~24 歳、25~29 歳、30~34 歳、35~39 歳、40~49 歳 各200 人
▶︎ 調査監修: 対馬ルリ子 産婦人科医 医学博士
この調査内容は <産後ケアに関する意識調査 調査結果>を引用しています。

出産経験者の約 70%が、“産前の体型”へ戻りたい!

出産経験者 1,000 人の回答から、出産経験者の約 70%が、芸能人がエクササイズなどを通じて産前と変わ りない体型で仕事に復帰している姿に憧れていることが分かりました。特に 20 歳から 24 歳にかけては 77.0%と 年齢が若いほどこの傾向が強くなります。最近の芸能界ベビーラッシュで、出産後、すぐに出産前と変わらぬ容 姿で復帰し活躍している芸能人の姿が多くのメディアで取り上げられていることが一つの要因と考えられます。また、 「憧れている」と答えた人は、出産後 1 年以内が 80.1%と高く、出産からの経年が浅い人ほど産後ケアへの意識 が高いことが分かります。

産後にエクササイズが重要だと思っている人が多い一方で、実際に何もしていない人は 82.5%

「産前と変わらない姿に憧れる」との回答が70%近くいるにもかかわらず、エクササイズに関して、「何もしない」、 「続けられずに途中で断念した」、「今後も取り組む予定なし」と消極的な回答をした人は全体の 82.5%もい ることが分かりました。何もしていない主な理由は、「時間がない」(34.4%)、「スクールに通うお金が無い」 (21.1%)が多く挙げられました。また、以前産後ケアのエクササイズに取り組んでいたが、途中で取り組みをや めてしまった理由の 47%が「時間の余裕がないこと」を理由にしています。尚、各年齢層別にみても、エクササイ ズへの取り組みに消極的なのは 75%以上(200 人中 150 人以上)で、思いとは裏腹に運動をするまでには腰が 重いようです。

出産後の女性が抱える身体的悩みは?
No.1 『下腹部のたるみ』 (60.9%)
No.2 『骨盤のゆがみ』 (44.1%)
No.3 『体重が戻らない』 (41.7%)
約 6 割強が、出産後に下腹部に悩みを・・・

出産後の身体の変化では、「下腹部のたるみ」(60.9%)、「骨盤の歪み」(44.1%)、「体重が戻らない」 (41.7%)との回答が多く挙げられました。このほかにも、「肩こり・腰痛」(36.8%)、「軽い尿もれ」(20.7%)、「む くみ」(12%)、「子宮脱」(1.1%)など、出産後の女性は多くの身体的な悩みを抱えているのが分かります。

約 65%の人が尿もれを経験!
そのうち出産がきっかけで尿もれになった人は 84%

人にあまり言えない産後の身体的な悩みとして、出産経験者の約 65%が尿もれを経験しており、各年齢 層において半数以上が尿もれ経験があることが分かりました。また、尿もれ経験者 652 人のうち、「出産をきっか けに」尿もれになった人は尿もれ経験者全体の 84.0%にあたる 548 人(うち、妊娠中~産後・現在までは 65.9%/妊娠中のみの尿もれを含む、妊娠中~産後・現在までは 94.2%)にのぼり、出産が尿もれのきっかけ になっていることが分かりました。

女性の体調不良の“原因”はあまり認知されていない?

出産や加齢による骨盤底筋群の緩みを放置しておいた場合、将来起こりうる女性特有の体の不調や疾 患で知っているものを挙げる質問では、「尿もれ」(56.2%)、「腰痛」(29.5%)、「代謝の低下による血行不 良・冷え」(24.9%)、「肩凝り」(24.9%)は多くの人が認識していますが、「排便障害」(14.7%)、「性機能 の低下」(14.0%)、「下腹部の張り」(9.8%)、「免疫の低下」(7.5%)、「排尿困難」(7.2%)、「内蔵機能 の低下」(7.1%)などの体調不良が、骨盤底筋の緩みに起因しているとの認識はいまだ低いようです。

vona編集部