産後のケア

産後のケア|心とからだを整える完全ガイド(うつぎみ対策も)
出産はゴールではなくスタート。
授乳・夜泣き・睡眠不足・体の回復・感情のゆらぎ――産後は変化の連続です。
このページではからだの回復 → 生活リズム → 食事と栄養 → メンタル(産後うつぎみ含む) → サポートの使い方まで、やさしく整理しました。
産後に起こりやすいこと
- 睡眠不足・疲労の蓄積
- 骨盤周りの違和感・腰痛・肩こり
- 気分の落ち込み・不安・涙もろさ
まずやること
- 休養の確保(寝られる時に寝る)
- 水分・たんぱく質・鉄を意識した食事
- 5〜10分のストレッチ・深呼吸
サポート
- 家族の役割分担・家事外注
- 自治体の産後ケア・訪問支援
- 助産師相談・母子保健の窓口
産後によくある不調
一時的なものが多いですが、無理を重ねると長引くことがあります。まずは「今の状態」を把握するだけでも十分です。
産後のからだ・心の変化
産後には、体や心に下記のような変化が起こりはじめることがあります。
ホルモン変動・睡眠不足・環境変化が重なり、心身に負担がかかってしまいます。
ホルモン変動
エストロゲン・プロゲステロンの変化で、気分や睡眠が不安定に。
身体の回復
妊娠・出産で使った筋群や骨盤底、腹直筋離開の回復には時間が必要です。
生活リズム
授乳や夜間対応で睡眠の分断が起こり、慢性疲労に。
心理・環境
初めての育児・家事負担・孤立感などがメンタルに影響します。
「産後うつぎみ」を含むメンタルのゆらぎ
産後は、泣ける・不安・イライラなど気分のゆらぎが起こりやすい時期です。
大切なのは「気合いで乗り切る」ではなく、つらさに気づいて手当てすることです。
よくあるサイン
- 気持ちの落ち込み・不安感
- 涙もろい/イライラする
- 眠れない・食欲がない
- 何もしたくない・自分を責めてしまう
背景(原因の整理)
- 出産後のホルモン変化(気分の安定に影響)
- 夜間対応による睡眠不足と疲労
- 育児のプレッシャー・孤独感・サポート不足
※ 「マタニティブルーズ」は出産後数日〜2週間で自然に軽くなることが多い一方、つらさが2週間以上続く・日常生活に支障がある場合は、早めの相談が安心です。
関連:🔎 医療機関に相談すべきサイン
今日からできるセルフケア
産後のケアは「がんばること」より回復を邪魔しないことが大切です。
今日からでも、自分のペースで取り入れられるものだけ選んでOKです。
- 休む優先順位: 家事は「やらない選択」を。睡眠の断片でも積み上げる。
- 小さな休息: 赤ちゃんが寝たら15分の昼寝、難しければ横になるだけでも。
- 深呼吸・ストレッチ: 授乳前後に肩甲骨・胸郭をほぐす(痛みが出ない範囲で)。
- 水分+たんぱく質: 汁物・卵・豆腐・魚を軸に。手軽な一品を「固定メニュー化」。
- 気持ちの言語化: 「つらい」を短い言葉でOK(例:今は余裕がない)。
- 声かけルール: パートナーと「困っていそうなら先に動く」合図を決める。

睡眠・栄養・軽い運動のポイント
産後ケアにおいての睡眠・栄養・軽い運動のポイントを整理します。
できる日だけでOK。「ゼロの日を減らす」くらいの気持ちで十分です。
- 睡眠: 昼寝は20分まで/夜は画面オフ・暖色照明へ。眠れない日は「目を閉じて休む」でも可。
- 栄養: たんぱく質・鉄・カルシウム・D・葉酸を意識(不足すると疲れやすさに影響)。
- 軽い運動: 産褥期は医師/助産師の指示で。まずは呼吸→骨盤底→姿勢改善から。
食の実践:🔎 産後の食生活と栄養のポイント
/ 運動:🔎 産後におすすめの軽い運動

家族・社会資源の使い方
「頼る」もスキルのひとつです。一人で抱えないために、家族・自治体・民間サービスを組み合わせましょう。
- 家族の役割分担: 夜間対応・沐浴・買い物・洗濯を見える化(担当を固定すると揉めにくい)
- 声かけ: 「大丈夫?」より「ありがとう」「少し休んでて」「ここはやるよ」
- 自治体の産後ケア事業: 宿泊/通所/訪問(地域により内容・費用が異なります)
- 家事代行・宅配・ネットスーパー: “毎日の負担”を削るのが最優先
- 助産師・保健師相談: 電話/訪問相談は「早めに使うほどラク」
使い方ガイド:🔎 産後を支える家族・社会資源の使い方

医療機関に相談する目安
次に当てはまる場合は、早めの相談を。
- 気分の落ち込み・不安が2週間以上続く/日常生活に支障
- 眠れない・食べられない状態が続く
- 赤ちゃんへの関心が持てない・世話がつらい
- 「消えてしまいたい」「自分や赤ちゃんを傷つけそう」などのイメージが繰り返し浮かぶ
相談先:産科・婦人科・心療内科・精神科・自治体の母子保健窓口。
関連:🔎 医療機関に相談すべきサイン
よくある質問
いつから運動を再開していい?
経膣分娩・帝王切開など状況により異なります。医師/助産師の許可後、呼吸・骨盤底から徐々に始めましょう。
母乳育児中の食事のコツは?
たんぱく質・鉄・カルシウム・水分を意識。香辛料やカフェインは量と時間帯を調整すると安心です。
産後の気分の落ち込みは普通?
“マタニティブルーズ”は一過性のことが多いですが、2週間以上続く/つらい時は医療機関に相談してください。
産後うつとマタニティブルーズの違いは?
マタニティブルーズは出産後数日〜2週間で自然に軽くなることが多い一方、産後うつは2週間以上続き生活に支障が出ることがあります。迷ったら早めに相談すると安心です。
薬を飲んでも授乳は大丈夫?
薬によっては授乳中も使用可能なものがあります。自己判断せず、必ず医師に相談してください。
家族はどうサポートすればいい?
「大丈夫?」より「ありがとう」「少し休んでて」「ここはやるよ」など、具体的で温かい声かけが助けになります。家事・育児は“部分分担”でも十分です。
詳しく読む(おすすめ記事)
監修/参考・運営情報
- 日本産科婦人科学会 … 公式サイト
- 厚生労働省(母子保健) … 公式サイト
- American College of Obstetricians and Gynecologists (ACOG) … 公式サイト
- National Institute of Mental Health (NIMH) … 公式サイト
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最終更新日: